
◆パ・リーグ オリックス9―1ロッテ(8日・京セラドーム大阪)
オリックス・西川龍馬外野手(31)は、試合前から予告していた。「初球、チェンジアップを狙う」。ベンチ裏でイメージし、ジャクソンと対戦。初回に有言実行した。無死一、三塁で左中間へ先制決勝の2点二塁打。今季の初球攻撃は4打数3安打で「あれで満足していました…」とおどけた。
3月に侍ジャパンと強化試合があった。食い入るように見つめたのは、大谷(ドジャース)の打撃。スマホにも動画を落とし込み、変化することを決めた。ポイントは左手の使い方。昨年までより高く上げ、オープン戦から体に覚え込ませた。タイミングの取り方、コンタクト率の向上。天才が同じ94年生まれの二刀流に学び、打率3割5分7厘のハイパフォーマンスだ。
ジャクソンは25年までDeNAに在籍。昨季は左打者への被打率が2割5分9厘(右は2割1分6厘)だった。左7人が並んだ打線は今季最多の9得点。2安打を放った渡部は初先発で、控え捕手の福永を除けば1軍登録メンバーの全員が「スタメン」を経験した。
リーグで唯一、開幕から野手の登録抹消もなし。岸田監督にも「若い選手も力をつけている。競争していく中で、みんないい刺激になっていると思います」と手応えアリだ。2カードぶりの勝ち越しで貯金1。オリの戦いが安定してきた。(長田 亨)