
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 ヤクルト0―2日本ハム(6日・神宮)
バットをグラブに持ち替えた日本ハム・山崎福也(さちや)投手(33)は、淡々と左腕を振った。今季初先発で6回途中4安打無失点で今季初勝利。「素直にうれしいです。もっともっと結果を残さないといけない」。左翼のハムファンから鳴り響く「福也、福也、愛してる」のコールに満面の笑みで一礼した。
力感を感じさせないフォームで、ヤクルト打線を幻惑。新庄監督は「ほとんどバッターのベルトより下」と、低めへの制球力を絶賛。2回1死満塁では古賀を変化球で二ゴロ併殺打に封じた。4回2死一塁では、松下を141キロ直球で見逃し三振に抑えた。
昨季は不振でシーズン終盤に中継ぎに配置転換された背番号18が、昨年8月5日の西武戦(エスコン)以来となる先発での1勝。ただ、快音は聞こえなかった。投手として、杉内(ソフトバンク)を抜くパ・リーグ新記録の6年連続安打を懸け「7番」で出場も3打数無安打に終わった。
「この(交流戦の)時期はすごく楽しみにして迎えているので、何とか打ちたかった。悔しい」。バットは「色にこだわった」という、特注のマットブラウンのカブス・鈴木誠也モデルを使った。指揮官は「一本期待したけどねえ。しかし、すごいスイング」。今後は一度抹消させる方針のため、安打記録更新は難しくなった。
神宮は日大三、明大時代に多くの思い出を刻み「大好き」という球場だ。約1か月半、2軍調整を続けた左腕が結果を残し、チームは3連勝で4月14日以来53日ぶりの貯金生活に入った。指揮官は「もうもう、そんなんは(関係ない)。歯医者行ってきまーす」と意に介さず。4位からの逆襲へ1勝ずつ積み上げていく。(川上 晴輝)